読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フットボールと私(その1出会い編)

サッカー

2016年7月30日。30分前に31日になりました。今、私はお台場にある某銭湯にいます。隣では若い女子どもの恋愛暴露話がさく裂しています。わたしはそっとイヤホンをつけてROTH BART BARONを聞き始めました。現在活動中の日本のバンドの中でROTH BART BARONが一等好きです。

このようなよくわからない状況ではありますが、やんごとなき事情で朝の3時半までここで起きている必要があるため、私はこの記事を書き始めました。何を書くかはノープランです。とりあえず、私がここに滞在して早朝まで起きていなければならないやんごとなき事情にちなんで、「フットボールと私」について書きたいと思います。深夜なのにここはとても五月蠅い。

多分一回ではとても書ききれないので、今回は「出会い編」ということにしておきます。こんなことを書いて何になるのかなと私も思っていますが、特に何もならないです。もし、まったくスポーツに興味のない人をフットボール好きにさせたいという方がいたら、人がフットボールを好きになるモデルケースの一つとして参考にしていただきたいです。あんまり一般的ではないかもしれんが…。

 

私はサッカーを見るのが好きです。めんどくさいのでもうサッカーって書きます。私がサッカーを熱心に見るようになったのは結構最近のことで、2008年に生まれて初めて生観戦をしたことがきっかけです。でもかれこれ8年か。もうすぐ10周年だね。

2008年に至るまで、私はサッカーはおろか、スポーツ全般に対して何の興味も持たずに生きてきました。日韓ワールドカップ開催時に大学生という超恵まれた時代を生きていたというのに。当時の盛り上がりは大変なもので、私の大学でも試合中継をみんなが携帯で見すぎて授業どころでなくなり休講になったりしていました。しかしながら、私は休講になったのをいいことに家で寝ていたようなタイプの人間だったのよね。

そんなわけなので、もちろんドイツW杯の落胆も知らないんだなこれが。そもそもさほど代表に興味がないのですが、玉ちゃんがブラジルを本気にさせたゴールもQBKジーコ神も、私の中では年表に書かれた出来事のように薄っぺらな知識です。こうして考えると私は結構サッカーとラッキーな出会い方をしているかもしれない。ドイツW杯の落胆がいかに日本のサッカー好きにトラウマを与えたかは一応理解しているつもりです。あ~よかった。そのころサッカーに興味がなくて。

2008年、私が生まれて初めて現地で観戦した試合は、天皇杯準決勝、国立競技場で見たガンバ大阪横浜Fマリノスの試合でした。当時、サッカー大好きマンであるところの夫(そのころは夫ではなかったが)は、私にサッカーを見せようと録画した試合を見せるなどのアプローチでなにかと頑張っていました。しかし、私はいまいちテレビで観るサッカーに対して、面白みを感じられなかったんだよね。それは国内・国外問わずです。当時、CL決勝のマンUチェルシーを見せられたことを覚えています。その試合はテレビで観たことがある中では一番面白いなと思ったのですが、やっぱりピンと来なかった。でもまあ熱心に勧められたので、一回くらい見に行くかと思って天皇杯準決勝に連れられていったのでした。

 

初めてサッカーを生観戦したときの衝撃は今でも覚えています。

正直、試合内容自体はガンバが勝ったことと、ヤットくんが素人目に見てもずば抜けて上手いんだけど、センターサークル周りをうろうろしてばかりだったこと(ACL優勝した年だったし、過密日程で疲れていたんだね多分)しか覚えていないです。あと隼磨がしゃかりき頑張っていたな。今思えば、そのとき彼はマリノスとのあれこれで思うところがあったのだろう。懐かしいね。

当時、私が試合から受けた衝撃は試合内容に関することではなく、サッカーというゲームそのものについてでした。それは、

テレビで観るサッカーと生で観るサッカーって全然違うものじゃん!

という衝撃です。いや中継なんだから同じものやろということはわかっている。厳密にいうと、テレビで観るだけでは、ピッチ上でどういうことが行われているのかが理解できなかったんですな。この事象は生観戦するようになってからすこし緩和されましたが、今でも生で見たことがないチームの試合をテレビで観るのはあんまり得意ではないです。鍛錬したらもっと理解できるんだと思うのですけど、なんかいまいち何をやってるのかが理解できないの。何故なのでしょうか。

ともかく、初の生観戦のときに感じた「サッカーとはこういうものだったのか!」という気持ちを強く覚えています。多分、西野政権下全盛期のガンバを見たことも影響していますが、そのとき私が感じたのは、選手が結び目、ボールの動きが糸で、そうしてできた「網」をピッチ全体に這わせて、その「網」を切らさないようにゴールまで届けるのがサッカーというゲームなんだな、ということでした。「網」は有機的にゆらゆら動くんだけど、ちょっとアメーバみたいだなって思ったことを覚えている。

「網」は結び目と糸で出来ていて、結び目の強度(選手のクオリティ)と結び目と結び目の間の距離(選手間の距離)によって、糸の強度が影響を受ける。ある程度は結び目の強度でフォローできるけど、基本的には距離が遠くなればなるほど糸は細くなって強度が落ちる。あまり糸の強度が落ちるとちぎれてしまう(攻守が入れ替わる)。さらにいうなら、相手の糸の強度を下げるように働きかけることが守備であり、守備を躱して糸の強度を保ちゴールを目指すのが攻撃です。

全盛期のガンバ大阪はパスサッカーの鬼だったので、試合を見てこの感想を私が抱いたのは自然なことだとも思います。しかしながら、どんな戦術を取ろうが、フィールドプレーヤーがボールを蹴って運び、ボールをゴールに入れるのがサッカーなので、細かい差異は当然あれど、どんなチームにもだいたい共通する考え方だと思っています。

これって今思うと、サッカーにおけるスペースの概念のことだよね。

テレビで観ていた時、私はサッカーというゲームはどちらかというとボールが存在する局面局面の選手の動きの連続でゲームが成立していると考えていた。もちろんそれも重要な要素です。しかしそれと同じくらいに、サッカーにおいては、いかに糸の強度を上げるか、そのためのスペースを創る/潰すか、という要素が重要であることを、生観戦で初めてすこし理解できたんだなこれが。

そして、「網」を維持し、糸の強度を上げるため、ボールを持っていない選手の駆け引きが、組織的にかつ絶え間なく行われていることも生観戦で初めて理解しました。なんでテレビだとわからないのかしら。それはボールがないところはあんまりテレビに映らないからだね多分。

 

ともかくも初の生観戦にて衝撃を受けた私は思いました。

サッカーってめっちゃ面白いやん。

この後、サッカーを見続けていく中で、何度かサッカーってめっちゃ面白いやんポイントを経験していくのですが、やっぱり初観戦時のめっちゃ面白いやんインパクトは忘れがたいものです。

 

こうして初観戦にしてサッカーにおけるスペースの概念をうっすら理解し、サッカーの楽しさを知った私に、追い打ちのように運命の出会いがやってきます。私のサッカー好きを決定つけたスーパースター登場の話はまた次回に。

今後もこのようにしてときどきサッカーの話を書いていきたいと思います。俺得。

 

お風呂屋さんでどんちゃん騒ぎをしていた若人たちもゾンビのように寝始めました。ところで、私はなぜこんな時間にこんなところにいるのかというと、実は今から成田に行って広島行きの飛行機に乗るからです。

そう、今からインターハイを見に行くんだよ!!!サッカー男子の準々決勝~決勝を見てきます!私のひいきは市立船橋高校。何の縁もゆかりもありませんが応援しています。本当はその話を書こうと思ったんだけど、全然たどり着く気がしなかったよね。次は「フットボールと私」などというどうでもいい話はやめて、インハイ広島観戦記をゆる~く書きたいと思います。俺得。